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2015-07-28(Tue)
安保関連法案について語るまえに、その批判の主たるものが「 憲法違反 」であるということについて考えてみたいと思います。

日本国憲法の前文には「 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。 」と書かれ、第二章戦争の放棄のところでは、第9条1項に「 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 」また2項では「 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。 」とあります。

いつもこの条文で争われるのは、自衛のための戦争あるいは武力行使が許されるのか、ということであります。 現在では、侵略による自国防衛のためならば認められるという解釈で自衛隊の合憲性を担保していますが、かつては、自衛の為でも許されないと解釈し、米軍の駐留や自衛隊の存在自体を違憲だとする勢力が、政府の安全保障政策を激しく攻撃し争っていました。
特に9条2項は” 交戦権の放棄 ”を掲げており、そのまま読み取れば、他国と戦争をすることの放棄であり、戦うための軍隊を持たないということになります。 つまり、自衛であろうと攻撃のためであろうと、戦争をしないために軍隊を持たないと解釈することもできます。 この憲法の原案を作ったアメリカは、なにしろ日本の再軍備は許さない、という思想でありましたから、このような条文になったのだと思います。 
わたしは、前文の「 平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。 」ということから、諸国家の性善説を信じ軍隊を持たない、というのが当時の日本に求められた態度であり、その理想を達成することが憲法の精神であり、日本国民の希求するところであると思っています。

それならば、安保関連法案など論ずるまでもなく「 憲法違反 」ではないか、と思われるでしようが、それが、そうでもないのです。 2項は1項の目的を達成させるための手段として規定されているもので、1項以外の目的に軍隊を持つことを禁じてはいないのです。 しかし、やはり解釈に争いがあったのが、「 国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する 」とい条文の” 国際紛争 ”の部分であり、今では、自国の自決権や生存権を否定するような侵略行為を受けた場合は、争うことのない違法な事態であることから、この国際紛争にはあたらないとして、領土・領海に不法に侵入し武力攻撃を仕掛けられた場合には、国民の生命や財産を守るために必要最小限度の軍を持って抵抗することは、憲法9条に違反しないとみなすようになりました。

社会党が自民党と組んで村山内閣を発足させたときに、自衛隊は違憲ではないとしたことから、長きにわたった政治的な自衛隊の違憲争いは終焉しました。 あれだけ争った挙句、自分たちが憲法だと言わんばかりに、解釈変更した人間が、こんどは安保関連法案を違憲だと騒いでいるのですから、推して知るべしではないでしょうか。
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