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2015-05-21(Thu)
善無畏三蔵といえば、真言密教の歴史には欠かせない人物であります。  インドから中国に渡って、真言宗の三部経といわれるうちの「 大日経 」と「 蘇悉地経 」を翻訳し、一行を恃んで注釈書まで作っております。 空海が中国での密教の修学を決意したのも、善無畏が日本に持ってきたと言われる「 大日経 」を手にしたからだと伝えられています。 
その善無畏は、真言宗では伝持の祖に数えられてはいますが、血脈付法の祖には入れられていません。 真言宗の付法の八祖といわれる系譜は、大日如来→金剛薩埵→竜猛菩薩(龍樹)→竜智菩薩→金剛智三蔵→不空三蔵→恵果阿闍梨→空海となります。 恵果阿闍梨は善無畏の弟子から胎蔵部を伝授され金胎両部の師となっていたのですから、どこかに入れても不思議ではないのですが、空海は金剛部に重きを置いていたのでしょうか、それとも、最澄が学んだ系譜であることを嫌ったのでしょうか、善無畏の名はありません。 

この善無畏には、おもしろい逸話があります。 
あるとき、突然意識を失って死の淵を彷徨っていたら、獄卒が現れて鉄の縄で七筋に縛られ、鉄の杖でさんざんに痛めつけられながら地獄の閻魔宮まで連れてこられたときに、今まで学んだ八万聖教ことごとく忘れて思い出せないのに、ただ法華経の題名だけが思い出され、題名を思ったその瞬間に鉄の縄が少し緩んで、そこを逃さずに声も惜しまずに「 此三界皆是我有・其中衆生悉是吾子・而今此処多諸患難・唯我一人能為救護等云云 」と法華経譬喩品の偈を唱えたところ、今度は鉄の縄が砕けちり、閻魔王に未だ命尽きていないと返されて、死から逃れた、という話しです。
日蓮大聖人の時代に、この様子を描いた絵像が京都伏見の醍醐寺と鎌倉の円応寺の閻魔堂にかかげてあったといわれています。

竜智菩薩から真言密教の奥儀を伝授されたほどの人が、堕地獄というのもおかしな話ですが、獄卒に責められたときに密教の印や真言ではなく、法華経の偈を唱えて地獄から脱することができたというのも皮肉なことです。 善無畏は心のどこかで大日経より法華経を信じ、悔悟の念を抱いたのかもしれません。

善無畏が地獄に堕ちて責められたのは、法華経誹謗によるものであることは明らかです。 念仏にせよ、禅にせよ、法華経を誹謗するから謗法というのであります。 釈迦一大聖教の言説にその役割はあるにせよ、人師等の、釈迦を下し法華経を誹謗する、師敵対の行為は、邪宗教の共通するところであります。 まさに魔の化身した姿です。


関 連 → 仏教に似せた魔教なり
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