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2012-11-30(Fri)
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(写真: PD 東京電力 福島第一原発4号機)

原子力発電所の稼動を止めれば危険は無くなる、と思う人がいれば、それは大いなる誤解です。 運転しているよりはいいだろう思いたいでしょうが、稼動を止めていても同じように危険がそこにはあるのです。 それは福島第一原発の4号機が爆発した現実をみれば明らかです。 福島第一原発の4号機は稼動を停止し、燃料棒も炉から出され、使用済核燃料棒(燃料棒)と同じように冷却プールに保管されているとき、あの地震と津波に襲われたのです。

原子炉で使われた燃料棒は、炉の傍にある冷却プールで3年から5年ほどかけ、安定的に冷やされていなければなりません。 電源が失われて、冷却水が沸騰し水が無くなれば同じような結果を招きます、稼動していようがいまいが、同じ事故が発生する可能性があるのです。 というより、科学反応ですから同じ条件で発生します。 稼動停止しても、燃料棒を処理して廃棄場所に収めるまで、危険は同じように残されることになります。 燃料棒は冷却後に処理施設に運び出され、高濃度放射性廃棄物に処理され特殊ガラスと混ぜて固化されます。 固化された廃棄物は容器に密閉し、さらに何十年か冷やされた後、何万年も安定していると考えられる地層に保管するのです。 しかし、そのようにしてもまだ問題は残ると言われています。 保管場所が4万年も安定している地層だと、100%確約できないからです。 そこで、高濃度放射性廃棄物をできるだけ減らすため、また、燃料となるウランとプルトニウムをリサイクルするために、プルーサーマル計画が生まれてきました。

今は、燃料棒を処理するところも稼動できないでいますから、各原子力発電所の燃料プールには燃料棒が行き場を失って溜まっている状態です。 行き場がなければ、プールで保管し続けることになり、危険が放置されることになります。 廃炉にするにも出来ない状態が生まれてきます。 たぶん、それぞれの原子力発電所の原子炉自体は使わなくなっても、燃料棒や廃棄物はそこで保管するしかない事態となることも考えられます。 それは最も危険な場所に保管するということを意味します。 日本の原発は住民の理解を得られずに、廃棄物を処理することもできない状態ですから、破綻するのは時間の問題だったといえます。 政府が返す当てもない借金をし続けるのと同じ構造です。

政党や政治家が、原発ゼロを ” 原発の稼動を止めれば問題はすべて解決する ” という意味で使っているとしたら、あきれるしかありませんし、 ” 廃炉にする ” と簡単に確約しているとしたら、その問題意識の低さ、知識の無さを嘆かずにはいられません。 そんな政治家や政党に政治を委ねることは、自殺行為と同じであります。
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