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2012-10-08(Mon)
この御書は、文永9年(1272年)3月、佐渡の塚原において、富木常忍および四条金吾などの信徒方々にむけて書かれたものです。 日蓮大聖人51歳のときの御書です。

佐渡でいちばん寒い時期を過ごされてきて、念仏の檀信徒から命を狙われ、寒さと飢えから、いつ死んでもおかしくないような状況にもかかわらず、信徒の安否を心にかけ、また、大聖人の身を案じて心配している信徒の心を思いやり、経文どおりの難であるから、今こそ不退転の信心を確立するときであると、励まされています。


【 要 文 】

『 雪山童子の身をなげし楽法梵志が身の皮をはぎし身命に過たる惜き者のなければ是を布施として仏法を習へば必仏となる身命を捨る人・他の宝を仏法に惜べしや、又財宝を仏法におしまん物まさる身命を捨べきや、 

『 男子ははぢに命をすて女人は男の為に命をすつ、魚は命を惜む故に池にすむに池の浅き事を歎きて池の底に穴をほりてすむしかれどもゑにばかされて釣をのむ鳥は木にすむ木のひきき事をおじて木の上枝にすむしかれどもゑにばかされて網にかかる、人も又是くの如し世間の浅き事には身命を失へども大事の仏法なんどには捨る事難し故に仏になる人もなかるべし。 

『 悪王の正法を破るに邪法の僧等が方人をなして智者を失はん時は師子王の如くなる心をもてる者必ず仏になるべし例せば日蓮が如し、これおごれるにはあらず正法を惜む心の強盛なるべし 

『 正法は一字・一句なれども時機に叶いぬれば必ず得道なるべし千経・万論を習学すれども時機に相違すれば叶う可らず。 』

『 外道・悪人は如来の正法を破りがたし仏弟子等・必ず仏法を破るべし師子身中の虫の師子を食等云云、大果報の人をば他の敵やぶりがたし親しみより破るべし、 』
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